朝鮮東学農民戦争を知っていますか? 立ちあがった人びとの物語

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教科書に書かれなかった戦争63
朝鮮東学農民戦争を知っていますか? 立ちあがった人びとの物語

哲学・宗教・歴史・地理
宋基淑(著/文 他), 仲村 修(翻訳), 大越京子(著/文 他)
シリーズ・叢書「教科書に書かれなかった戦争」の本一覧
発行 梨の木舎
A5判 286頁 並製
定価2,800円+税

紹介
●日清戦争は、日本と清が朝鮮を支配しようと、朝鮮半島であらそった戦争だった。
本書は、自分たちの生活を守るために、朝鮮の世の中を変えようと、立ちあがった朝鮮の人びとを描く。侵入してきた日本軍とどうたたかったのか、そして押しつぶされたのか。 教科書には書かれていない日清戦争を描く。
●対象:中学・高校・大学・一般。 巻頭
●漫画5頁・地図・年表

目次
東学農民戦争って? ーーイルトンとオクプニが語る  漫画・大越京子 1  
  農楽隊 /農民軍解散/農民軍総大将 将軍 /鶏かごで勝利したの戦闘 / 
  政府との和約 /農民軍の第2次蜂起 /日本軍の殺戮作戦  (抜粋)
  本書を手にとったあなたに 中塚 明  
  訳者あとがき 古阜から童謡「パンダル(半月)」まで 仲村 修  
  参考図書 関係略年表  

前書きなど
「韓国でも、日本の植民地時代はもちろん、日本の支配から解放されたあとも、長らく東学農民戦争に東学農民戦争(甲午農民戦争)は、1894年、わが国の農民たちが国の政治を正し、国を侵略しようとする清国と日本の軍隊を追い出そうとした戦争です。
朝鮮王朝は500年も続くうちに政治がとても腐敗して、国がかたむきつつありました。朝廷の大臣たちは官職を売り、金をかせぐのに忙しく、また金で官職を買って地方にくだってきた守令たちは、さまざまに悪辣な方法で民の財産をうばうことに没頭しました。そのせいで、国民の90パーセントをこえる農民たちはほとんど飢え死にしかけていました。
全羅道古阜の郡守趙秉甲はとくべつ悪辣で、民の財産をうばいました。こらえきれなくなった古阜の農民たちは全琫準将軍を先頭に郡庁に夜討ちをかけました。しかし、密告者がいて趙秉甲をとり逃がしてしまいました。古阜の農民たちは白山にあつまり、朝廷に対して政治を正せと気勢をあげました。すると、同じように苦痛を味わっていた全羅道の各郡の農民たちも竹槍をもってかけつけ、古阜の農民たちに加勢しました。
全羅道の監司と朝廷は農民軍を討つべく軍隊を総出動させました。しかし、集まって気勢を上げていた全羅道の農民軍1万人あまりは、黄土峴で監営軍をけちらし、黄龍江では朝廷軍を打ち負かしました。農民が新式銃で武装した軍隊を竹槍で負かしたのでした。
農民軍たちはその余勢をかって全州の監営を占領し、さらに漢城に攻め込もうとしました。怖気けづいた朝廷では外国の清に援助を求めました。清が軍隊を派遣すると、わが国を自分のものにしようとねらっていた日本も軍隊を派遣しました。国をまるごと外国に食われるありさまになったのでした。農民軍の頭領たちは、シラミを捕まえようとして家を焼くところだったと考えて、農民軍を解散しました。しかし両国の軍隊は引き揚げず、かれら同士で争い、日本軍が清軍を打ち負かして、わが国の朝廷を手中に収めました。
日本がわが国をうばったのはその16年後の1910年ですが、わが国は事実上このときから日本の支配を受けることになったのでした。怒った農民たちは全国で20万人以上が再び立ち上がりました。そのころわが国の人口は600万人程度でした。農民軍は命をかけて戦いましたが、竹槍では日本の軍隊の最新式の武器に太刀打ちできませんでした。農民軍は最南端の海南まで追いつめられてその多くが死にました。
この戦争で死んだ農民はあわせて3万6000人です。日本人はその後も農民軍に加わったひとびとをすみずみまで探し出して数万人を殺し、その家族までも罪人扱いにしました。
この小説は1992年に書きました。そのときは長編小説『緑豆将軍』を書いていたのですが、子どもたちのためにという依頼を受けて書きはじめました。しかし、長編小説に追われて思うようにすすみませんでした。いつか改稿したいと思っていて、今回やっと完成することができました。ほとんど新たに書き下ろした形になりました。
   宋基淑
2005年5月

「韓国でも、日本の植民地時代はもちろん、日本の支配から解放されたあとも、長らく東学農民戦争に参加した農民は「乱民」とされてきました。しかし、1980年代の韓国民主化運動のなかで東学農民軍の歴史は見直され、2004年には「東学農民革命軍の名誉回復に関する特別法」が制定されました。110年ぶりに東学農民軍の名誉が回復されたのです。
本書は、そうした現代韓国の空気のなかで、東学農民の動きを現代の若い世代に伝えたいという試みのひとつです。」(中塚 明・奈良女子大学名誉教授・日本近代史専攻)

ISBN978-4-8166-1504-7 C0022
奥付の初版発行年月 2015年7月
書店発売日 2015年7月30日

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