君たちに伝えたい2 朝霞、キャンプ・ドレイク物語。

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自由をつくる
君たちに伝えたい2 朝霞、キャンプ・ドレイク物語。

中條克俊(著)
A5判   192頁  並製
定価 1,800円+税

朝霞、JAZZが流れる街の歴史を掘り起こす。若者たちに伝えたい、かつての「基地の街」の歴史と現在――。
2012年秋、基地跡地に「朝霞の森」がオープンした。ここは戦後、キャンプ・ドレイクと呼ばれた米軍基地があり、極東のインテリジェンス(諜報活動)を全面的に担ったという。「基地の街」が背負った歴史を著者はここで暮らしてきた人びとに話を聞きながら、明らかにしていく。

【目次】
キャンプ・ドレイクについて 3
まえがき 9
一章 駅前商店街通りから見える 13
―まっすぐに延びる一本道
1 国家公務員宿舎「朝霞住宅」建設問題 14
「朝霞の森」誕生/基地返還の概略/国家公務員宿建設計画/首相が基地跡地視察/建設中止へ/中学生が考える国家公務員宿舎建設問題/米軍の置土産
2 本田美奈子と駅前商店街通り 24
本田美奈子モニュメント/『ミス・サイゴン』/「ミーデン」/キムの叫び/駅前商店街通りはいま
3 シベリア抑留と朝霞 31
シベリア抑留体験者との出会い/中学生とシベリア抑留/なぜシベリア抑留があったのか?/シベリア抑留の理不尽さ/シベリア特別措置法と今後の課題
4 かめさん食堂 39
老舗の大衆食堂/中学生とかめさん食堂/「オンリー」と「パンパン」/定食屋としていつまでも
5 町中にあった引き込み線 45
広大な雑木林/物資移送の引き込み線/米兵移送の引き込み線
6 尾崎豊が歩いた坂道 49
転校・いじめ・登校拒否/尾崎豊の原点/楽曲『米軍キャンプ』と『坂の下に見えたあの街に』/中学生と尾崎豊
7 もうひとつの「泣き叫ぶ魂の森」 55
廃墟となった基地跡地/『戦争の悲しみ』/もうひとつの「泣き叫ぶ魂の森」
コラム1 16歳のオリンピアン 59
8 クオンセット・ハットとスタッグ・バー 61
クオンセット・ハット(かまぼこ形兵舎)/スタッグ・バー
コラム2 モハメド・アリのポスター 65
9 関東計画と基地返還 67
関東計画/基地返還
二章 元ゴルフ場から 71
―東洋一のゴルフ場から陸軍予科士官学校そしてサウス・キャンプ
1 東洋一のゴルフ場 72
2 「鉄道王」根津嘉一郎 73
鉄道王/根津公園
3 「幻の朝霞大仏」 76
大梵鐘/朝霞大仏の原型
4 陸軍予科士官学校からサウス・キャンプへ 78
陸軍予科士官学校が朝霞へ/サウス・キャンプのネヅ・パーク
5 ルーム・ボーイの夕食はリメインド・チャウダー 80
日本人ルーム・ボーイ/米軍隊式トイレ/リメインド・チャウダー
コラム3 映画『この世の外へ クラブ進駐軍』(坂本順次監督)と第一騎兵師団 85
6 在日義勇兵 86
在日義勇兵とは何か/サウス・キャンプから仁川へ/独立三・一歩兵大隊/再入国拒否
7 マラソンランナー円谷幸吉 90
自衛隊体育学校入校/東京オリンピック銅メダリスト/挫折と苦悩
三章 「日本の上海」から見える 93
―南栄通り一〇〇〇メートル
1 日本の三大休養施設と「日本の上海」 94
  日本の三大休養施設/「日本の上海」
2 「血取り」と「日本の上海」の事件簿 96
  「血取り」/「日本の上海」の事件簿
  コラム4 サヨナラ増田屋旅館 99
3 広沢池の観音堂 100
  パパサン/広沢の観音様
4 『基地日本』と朝霞「基地の子」 103
  朝霞「基地の子」/占領下日本の縮図
5 私の親分はキリスト 106
  南栄はからし種/親分はキリスト
  コラム5 軍需品だったコカ・コーラ 108
6 進駐軍ジャズ発祥の地 110
  「黒人の死闘の歴史」/「オールド上海」から「日本の上海」へ/進駐軍ジャズ発祥の地/日本最古のジャズ喫茶
四章 キャンプ・ドレイクから見える 115
   ―第一騎兵師団司令部からリトル・ペンタゴンへ
1 キャンプ・ドレイクとモモテ・ビレッジ 116
  キャンプ・ドレイクの命名由来/モモテ・ビレッジの命名由来
 コラム6 朝鮮戦争と朝霞町人口倍増 120
2 キャンプ・ドレイクの頭脳 121
   リトル・ペンタゴン/建築家アントニン・レイモンド
3 キャンプ・ドレイクで行われたこと 123
  一騎兵師団の司令部/CBRトレーニング/諜報(心理戦)/進駐軍放送と大和田通信所/野戦病院(第二四九陸軍総合病院)
  コラム7 映画『地獄の黙示録』に見る第一騎兵師団 137
  コラム8 ベトナム戦争と反戦歌 161
4 日米共同作戦計画 171
  共同統合作戦計画/大井通信所と内閣官房調査室/日米秘密情報機関/日米情報交換の今昔
参考文献等 184
あとがき 185
キャンプ・ドレイク 192

【著者プロフィール】
中條克俊(チュジョウ カツトシ)
1956年東京都新宿生まれ。新宿区立淀橋第七小学校、淀橋中学校(いずれも廃校)に学び、淀橋浄水場跡地(現在の新宿新都心)に超高層ビルが林立していく様を毎日眺めながら育つ。都立新宿高校に進学してから、新宿駅南口「旭町」のドヤ街、東口の「赤線地帯」跡、西口の「ションベン横丁」(正式名称「新宿西口思い出横丁」)に関心を持つ。埼玉大学経済学部卒業後、1981年より埼玉県公立中学校教員(社会科)となり現在にいたる。地域から見える戦争と平和を研究テーマとして、教材づくりと教育実践(平和学習)に専念している。
歴史教育者協議会会員。早稲田大学教師教育研究所招聘研究員
(上記内容は本書刊行時のものです。)

ISBN 978-4-8166-1307-4 C0021
2013年7月発売

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