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旅行ガイドにないアジアを歩く シンガポール

¥2,200 税込

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髙嶋 伸欣(著), 鈴木 晶(著), 髙嶋 道(著), 渡辺 洋介(著)
シリーズ・叢書「旅行ガイドにないアジアを歩く」の本一覧
発行梨の木舎
A5判 160頁 並製
定価2,000円+税

紹介
シンガポールは多民族国家、熱帯の工業都市、国際都市だ。ところで、日本が占領した3年半の間に、日本がこの国にしたことを、知っていますか。見て聞いて歩いて、アジアの隣人との関係を考えてみよう。

目次
1章 シンガポールを知りたい
1 「国語」を模索し続ける国
2 外国人労働力に頼る経済発展
3 発端は工業化の成功だった――工業立国の「救いの神」となった石川島播磨と三菱重工
4 中継貿易の衰退と観光業の振興
5 観光戦略の要は?―MICE! ――国際会議場や見本市の整備と誘致
6 投資国家化するシンガポール
7 国内治安法とマスコミ
8 厳しい選択課程の教育制度

2章 シンガポール史の中の日本
1 シンガポール略史 ――早くからあった日本とのつながり
2 シンガポール空襲からマレー沖海戦の「大勝利」へ
3 「大検証 」―― 日本軍による華僑虐殺
4 「 昭南島」の人びとの暮らし ――昭南神社・最敬礼・奉納金
5 日本の降伏――連合国の戦犯裁判
6 BC級戦犯裁判とは?
7 血債問題――遅れて掘り起こされた過去
8 第2次世界大戦――歴史教科書の記述
9 住民殺害を正当化できますか?

3章 エリアガイド
(1)シティ・中心部
1 訪ねるたびに変貌を続ける街
2 ボタニック ガーデンBotanic Gardens(植物園)と「初代ゴムの樹」記念碑
3 軍政下の「昭南時代」―日本語が必修?!
4 晩晴園―南国の孫文記念館
5 戦後50年に政府が建てた記念碑
(2)チャンギ・東部地区
1 現在――チャンギ空港をひかえる住宅地
2 ウビン島上陸は陽動作戦
3 日本人墓地公園(The Japanese Cemetery Park)
戦後50年に政府が建てた記念碑 ・その2
(3)ブキティマ・北西部地区
1 現在――かつての激戦地、いまは自然保護区 ○ブキティマ地区の地図
2 戦時中――日本の上陸作戦ー 熾烈な攻防戦
3 暗黒の「昭南時代」   ―旧フォード工場記念館 Memories at OLD FORD FACTORY
4 戦後50年に政府が建てた記念碑・その3
(4)ジュロン・南西部地区
1 現在 赤道直下の工業地帯発祥の地―― 増え続ける埋め立て地
2 日本軍の上陸地点に残る傷跡
3 キャンパスライフ
4 戦後50年に政府が建てた記念碑 ・その4
(5)セントーサ島地区
1 戦跡の島につくられたアミューズメント・パーク
コラム シンガポールの新聞が見た日本 ①「非 軍事部門で先駆的な取組みを」
コラム シンガポールの新聞が見た日本 ②「正しい理解をもって共生することだ」
(6)お隣りへ
1 マレーシア・ジョホール州へ、サクっと国境を越えて
2 日帰り周遊の旅――セカンドリンクをわたってジョホール州(JOHOR)南部へ
3 ビンタン島――巨大な総合リゾート
旅を続けるあなたへ――歩く・見る・考える  高島伸欣
参考文献
シンガポール史略年表
あとがき
索引
著者プロフィール

髙嶋 伸欣(タカシマノブヨシ)
1942年生まれ。琉球大学名誉教授。1993年横浜で教科書裁判を提訴。沖縄と教科書問題にも取り組む。『旅しよう東南アジアへ』(岩波ブックレット)『旅行ガイドにないアジアを歩く-マレーシア』(梨の木舎)

鈴木 晶(スズキ アキラ)
1960年生まれ。横浜市内高校教員。部活動「グローカリー」などで若者と近現代史の現場を歩く。『旅行ガイドにないアジアを歩く-マレーシア』(梨の木舎)

髙嶋 道(タカシマ ミチ)
元私立北鎌倉女子学園中・高等学校教員。教科書問題を考える 「教科書・市民フォーラム」の活動に参加。『育鵬社教科書をどう読むか』(高文研2012)

渡辺 洋介(ワタナベ ヨウスケ)
1970年生まれ。歴史研究家。シンガポール留学で12年滞在。「歴史教科書に見る『戦争の記憶』」(『シンガポールを知るための65章』(明石書店)

上記内容は本書刊行時のものです。

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