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性暴力を受けたわたしは、今日もその後を生きています。
¥2,200
『性暴力を受けたわたしは、今日もその後を生きています。』 池田 鮎美 著 カバー写真:南 阿沙美(写真家) 発行:梨の木舎 四六 244頁 定価 2,000円+税 ISBN 978-4-8166-2305-9 C0036 性暴力被害者自身による9000日の記録。 幼馴染の死の真相は性暴力によるものだった。 立ちすくむ16歳のわたしはまだ、自分自身も性暴力に遭うことになるとは、思いもしなかった。 目次 1「なぜこんなに苦しいのだろう」—―未成年への性暴力 2「体が動かない。これは夢かな」—―知らない人からの性暴力 3「刑法を改正したい」—―暴行・脅迫要件の衝撃 4「ここには被害者がいない」—―スーパーフリー裁判を傍聴する 5「無理をする癖がついてしまっている」—―DVのなかでの性暴力 6「被疑者は取引をしたと言っています」—―仕事中の性暴力 7「たぶん普段なら逃げるんだろうな」—―トラウマとの闘い 8「ますはあなたが元気にならなければ」—―障がい者手帳を取得する 9「一般人の感覚で説明できない罪は罪にならない」—―法律の言葉への違和感 10「You have very bad law」—―ロビイングと分断の痛み 11「性被害ってこんなにたくさんあるのか」—―言葉で社会を変えていく 12「強くなれなくても」—―法制審議会への手紙 13「それを奇跡と呼ぶ前に」新しいスタートライン 著者 池田 鮎美(いけだ あゆみ) 1981年生。早稲田大学卒業後、雑誌・書籍のライターとして活動していたが、取材中に性暴力被害に遭い、文字を書けなくなる。書くことを取り戻してからは、性暴力について心のままに書いている。 共著『マスコミ・セクハラ白書』(文芸春秋)。
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ポリーヌに魅せられて
¥2,420
『ポリーヌに魅せられて ジョルジュ・サンド ツルゲーネフ ショパン サン=サーンス リストたちが讃えた才能』 小林緑 著 発行:梨の木舎 A5 248頁 定価 2,200円+税 ISBN 978-4-8166-2301-1 C0073 同時代の名だたる文化人を魅了した19世紀最大の音楽家・フェミニストにいま光をあてる!著者はジェンダー平等の視点から音楽史の書き換えを問い続けている。 ポリーヌ・ガルシア=ヴィアルド(1821~1910) 16歳で歌手デビュー、オペラ女優と讃えられヨーロッパを周遊。作曲家、肖像画家としても傑出、台本を書き、次世代を育てた師でもあった。 目次 1章 生誕200年記念コンサートのプログラムから 2章 生涯のあらまし 3章 声とジェンダー―コントラルトの声とは? 4章 歌唱教師、歌唱教材編者としてのポリーヌ 5章 鍵盤楽器奏者・作曲家としてのポリーヌ 6章 社会参画とポリーヌ:カンタータ《新しい共和国》をめぐって 7章 パントマイム《日本にて Au Japon》をめぐって 著者 小林 緑(こばやし みどり) 1942年、福島県生まれ。東京芸術大学・同大学院の楽理科(音楽学)修了。1971-72年。 フランス政府給費留学生としてパリ第4大学留学。現在国立音楽大学名誉教授。 編著に『女性作曲家列伝』(1999、平凡社)『視覚表象と音楽』(ジェンダー史叢書代巻、2010、明石書店、池田忍と共編)、共著に「表現する女たち」(2009、第三書館、三木草子+レベッカ・ジェニスン編)など。 2007年8月、「女性作曲家音楽祭2007」と題して地元杉並公会堂(小)にて全12回のコンサート・シリーズを、翌2008年から15年までは「津田ホールで聴く女性作曲家」全5回コンサートなどを実施。2016年は計5回、ウィメンズ・プラザや自治体からの依頼により女性作曲家のレクチャー・コンサートを企画。
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戦争花嫁 ミチ 国境を越えた女の物語り
¥1,870
『戦争花嫁 ミチ』 国境を越えた女の物語り 教科書に書かれなかった戦争Part73 田村恵子 著 発行:梨の木舎 四六判 並製 192頁 定価 1,700円+税 ISBN 978-4-8166-2204-5 C0023 1950年代前半、約650人の日本人戦争花嫁がオーストラリアに到着した。 この女性たちは、連合軍占領下の日本でオーストラリア人兵士と出会い、新しい人生を切り開くために、妻としてあるいは婚約者としてオーストラリアに渡った。 本書はそのうちの一人、ミチの物語である。 日本人戦争花嫁たちが持っていた冒険心と好奇心、周囲に惑わされない独立心が、新しい挑戦に向かわせた――。 オーストラリア在住の著者がインタビューを重ねた1冊。 【目次】 プロローグ 1章 オーストラリア人兵士との出会いと結婚 歴史解説 占領下の出会いから結婚まで 2章 アイ ライキ オーストラリア――妻として母として 3章 老いを迎えて 4章 子どもたちのまなざし エピローグ あとがき 参考文献 【著者プロフィール】 田村恵子(たむら けいこ)1955年大阪生まれ。キャンベラ在住。 オーストラリア国立大学アジア太平洋学部名誉上級講師。神戸女学院大学卒業後渡豪し、オーストラリア国立大学考古・文化人類学部を卒業(1985年MA、1999年PhD取得)。 1997年から2009年まで豪戦争記念館内日豪研究プロジェクトにて勤務。 日豪の大学や研究機関で研究活動に従事し、関心分野である戦争花嫁、日豪交流史、日豪の太平洋戦争とその記憶などの研究成果の発信を日英両言語で続ける。 主な著書にForever Foreign: Expatriate Lives in Historical Kobe (2007)、Bridging Australia and Japan (2巻、2016、2020年共編)『日本とオーストラリアの太平洋戦争』(共著2012年) など。
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忘れられた思想家 山川菊栄
¥7,480
『忘れられた思想家 山川菊栄』 フェミニズムと戦時下の抵抗 鈴木裕子 著 発行:梨の木舎 A5 並製 728頁 定価 6,800円+税 ISBN 978-4-8166-2203-8 C0021 1910 年代後半、菊栄は「女われら」の自主自立を訴え登場した。 女性を性役割分業へと強制する男社会の告発、良妻賢母主義への論駁は、今日のフェミニストの主張にまっすぐにつながる。 それにつけても日本もまた国内にしっかりした民主的政権を確立し、社会的、経済的な改革を行うことが必要 〔中略〕 アジアの進歩的勢力が何百年の暗黒時代を蹴破って力強く前進しつつある時、日本だけいつまでも半独立の姿で光に背をそむけ、腐敗した泥沼の中に浮き沈みしていいものでしょうか。 「アジア社会主義会議と日本」『婦人のこえ』 1954年12月号 菊栄は、1910年代後半、論壇に登場した。女性を性役割分業へと強制させる、新旧の良妻賢母主義に激しく駁論し、「女われら」の息吹もなまなましく、女性の自主、自立を力強く訴えた。男本位につくられた社会に対する告発で、まさしく今日のフェミニストの主張に直結するものであった。山川菊栄の廃娼論、「母性と労働」両立論、家事労働論、産児調節論、セクシュアリティをめぐっての「性暴力」認識などは、今日もなおみずみずしさを失ってはいない。 (中略) 当時の平塚らいてうの最大の関心は、女性としての「自我」の拡充にあった。菊栄にとっては、 資本主義社会の不平等、不公正にあった。そのもとにあって非人間的に遇され、差別と蔑視の境 遇に追いやられている、「社会的弱者」に対する視点がより強く存在していたことに尽きる。(本文より) 【目次】 はしがき 序章 1章 菊栄の生い立ち 2章 社会主義、フェミニズムへの関心、山川均との結婚 3章 山川菊栄のフェミニズム思想と反軍国主義 4章 山川菊栄の「帝国のフェミニズム」批判と階級社会批判 5章 社会主義女性思想と社会主義運動の展開 6章 労働組合婦人部論争と「婦人同盟」問題 7章 帝国のフェミニズム・植民地主義批判 8章 山川菊栄の時局・戦争批判 9章 「国体観念」呪縛、民衆と女性の生活の疲弊 10章 戦争抵抗者の生き残り戦略ー生活者の視点を貫く 11章 敗戦と山川菊栄 12章 非武装中立・平和主義・社会主義へ 【著者プロフィール】 鈴木 裕子(すずき ゆうこ) 1949年東京生まれ、早稲田大学院文学研究所修士課程日本史学専攻修了。 労働運動史・組合史編纂・執筆に携わる一方、女性史・社会運動史研究に従事。 各地の大学での非常勤講師を経て、早稲田大学文学学術員元教員。早稲田大学ジェンダー研究所招聘研究員。 主要著書:『広島県女性運動史』ドメス出版、『フェミニズムと戦争協力 婦人運動家の戦争協力』マルジュ社、 『山川菊栄集』岩波書店、『堺利彦女性論集』三一書房、『フェミニズム、天皇制、歴史認識』インパクト出版会、 『ジェンダーの視点からみる日韓現代史』梨の木舎、『金子文子 わたしはわたし自身を生きる』梨の木舎 など多数。
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村井宇野子の朝鮮・清国紀行
¥1,980
教科書に書かれなかった戦争72 『村井宇野子の朝鮮・清国紀行 日露戦争後の東アジアを行く』 Murai Unoko’s Travel to Korea and Qing (April 14th-June 16th, 1906): An Observation of East Asia in the Aftermath of the Russo-Japanese War 内海 愛子 編著 発行:梨の木舎 A5 並製 174頁 定価1800円+税 ISBN 978-4-8166-2106-2 漱石よりも3年前だった。新たな「帝国の版図」を、日本人女性が歩いた、軽便鉄道、軍用鉄道を乗り継ぐ全長8700キロの旅。 【はじめにから一部抜粋】 本稿は、明治の「たばこ王」と称された村井吉兵衛の妻、村井宇野子の六十日間におよぶ、朝鮮、清国の旅日記である。 (中略) 宇野子の夫、吉兵衛は、民営時代のたばこ業で財を成したが、日露戦争で国家財政がひっぱくする中で一九〇四年(明治三七)七月、明治政府はたばこ製造、販売を専売とした。家業を手放さざるを得なくなった村井吉兵衛は、その後、村井銀行を立ち上げるなど、多くの事業をおこしている。朝鮮での農場開発もその一つである。旅行は、この朝鮮の農場予定地の視察を目的としているが、さらに日露戦争で拡大した「帝国の版図」へと足をのばしている。日露戦争の戦跡が今なお生々しく残る清国を歩き、宇野子は何を見聞きしたのか。 【目次】 宇野子のたどった道(地図) はじめに ◇東京を出発 ◇玄海灘を渡る ◇釜山の街で 釜山地図 ◇京釜鉄道に乗って 村井農場地図 ◇大邱の駅で ◇朝鮮の首府 漢城 ◇日本人の居留地 泥峴 漢城復元図(19世紀後半) ◇景福宮 コラム閔妃暗殺日本人には知らされなかった歴史の事実 ◇大臣の家庭のありさま ◇龍山 ◇仁川 ◇平壌 仁川地図 ◇新義州 京義鉄道の終点 安東~奉天間 臨時軍用鉄道地図 南満州鉄道安奉線線路図 ◇九連城占領の記念日 ◇安奉鉄道に乗る ◇本渓湖 隠密行の西園寺侯爵一行と出逢う ◇奉天 清朝の起こった地 ◇鉄嶺 農産物の集積地 ◇遼陽 ◇大連 一億五千万円をかけた都市 ◇旅順・旅順陳列場へ 旅順要塞概見図 ◇二百三高に登る ◇東鶏冠山 北鶏冠山へ ◇二龍山 ロシア兵の埋まった ◇松樹山、望台 ◇遼河を渡る ◇天津 ◇北京 ◇黄河を渡る ◇漢口 ◇揚子江を下る ◇支店があった上海で ◇愚園 解説 新たな「帝国の版図を歩く」内海愛子 奥田豊己 村井宇野子と吉兵衛――その生い立ちと事業 宇野子と吉兵衛の旅 コラム 宇野子、60日間蒸気機関車の旅――高い鉄道技術と利権拡大 主な参考・文献資料 おわりに
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晶子からあなたへ
¥1,100
『晶子からあなたへ』 阿笠清子 著 発行:梨の木舎 A5 並製 77頁 定価 1,000円+税 ISBN 978-4-8166-2103-1 C0074 晶子、らいてう、わか、菊栄の4人が帰ってきた! コロナ禍のいま問われる、私たちの生き方とは? 阿笠清子、“いのち”をテーマにした約40作の脚本の集大成 『山の動く日来たれ』では女性にエールを贈りましたが、今作では全人類に呼びかけます。“想像力さえあれば人は必ず分かり合える”との私の信念を、演劇という手段で俎上に載せてみました。 日々変化する情報に右往左往することなく、自らの立ち位置を見極めてほしいとの思いを込めて。(本書「あとがき」より) 【著者プロフィール】 阿笠清子 あがさ きよこ 1948年6月15日、大阪市生まれ。立命館大学卒業。 1970~79年、「大阪放送劇団」に所属し、俳優・司会などに携わる。 1984~2009年「おとなと子どもの混成劇団エンジェル」を主宰。 2006年に「与謝野晶子倶楽部」の依頼で「晶子、愛をうたう」を作・演出。 その続編となった「山の動く日来たれ」は、12回の公演を重ねる。 著書 『翔け!エンジェル-おとなと子どもの劇づくり』(1987年) 『劇ってほんッまおもろいねん』(2003年) 『晶子、愛をうたう』(2007年) 『おばあちゃんの居場所』(2013年) いずれも梨の木舎
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ラブコールさかい 女に議員はムリですか?
¥1,870
『ラブコールさかい 女に議員はムリですか?』 境町初の女性議員の体験をあなたにつなぐ 内海和子 著 発行:梨の木舎 A5 並製 232頁 定価 1,700円+税 ISBN 978-4-8166-2101-7 C1031 茨城県西地区、猿島郡境町。境町議会初の女性議員として1999年から2017年、4期にわたって保守的な地方政治に挑んだ女性議員の奮闘記。 保守風土の地方政治に挑んだ女性議員の奮闘記。 「化け物屋敷」に例えられる議会で彼女が見たものは? 女性がいることで推進できた政策、「この町ではまだ早い」と頓挫した政策。 バトンを受け継ぐのはあなただ。【推薦】三浦まり(政治学者) 【目次】 はじめに 1章 女性の視点を町政に生かしたい 2章 市町村合併とは何だったのか 3章 議員とは何なのかを考える あとがき ◆はじめにより 私は境町議会初の女性議員として1999年から2017年の間の4期を経験した。その時見た景色、選挙を共にたたかった人々との友情、町政への参加、議会で体験した様々なことを、記録に残し、次世代につなぎたいとペンを執った。 「この世の中は数限りない奇跡でできている」とはテレビドラマ「仁」での言葉。一主婦として、なかなか味わうことのできないこの体験は、一つの奇跡なのかもしれない。 小さな町の小さな出来事ではあるが、ほかの地域でも起こっているかもしれない。ひと時のかけらを集めて、私の半生を描いた。 これは境町初の女性議員【昭和の合併(昭和30年)後】の奮闘の記録である。 【著者プロフィール】 内海 和子(うちうみ かずこ) 1941年 東京品川区生まれ 射手座 1959年 東洋英和女学院高等部卒業 1970年 結婚して境町に移住 1982年~’89年 境町交通安全母の会支部会長 1989年 ライフ・ステップ・サークル(後のなかまの会)主宰 1990年~’95年 ミニコミ紙「アモルファス」発行 1991年4月~現在 境町男女共同参画推進委員会委員 1995年 境町議会議員一般選挙に出馬・落選 1996年~’99年 議会傍聴報告「傍聴席」発行 1996年~現在 猿島地区更生保護女性会境支部会員 1997年4月~現在 市民オンブズマンいばらき会員 1999年 境町議会議員一般選挙に再度出馬・初当選 1999年 9月16日~’03年9月15日 一期目 1999年 10月~’17年5月 議会報告紙「きりどおし」発行 2003年 9月16日~’05年5月29日 二期目 2009年 7月3日~’13年7月2日 三期目 2012年 3月6日~’13年 第34代境町議会副議長 2013年 7月3日~’17年7月2日 四期目 2017年 7月任期満了で退任
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金子文子 わたしはわたし自身を生きる 手記・調書・歌・年譜
¥3,960
※2020年5月3刷決定! [増補新版] 金子文子 わたしはわたし自身を生きる 手記・調書・歌・年譜 鈴木 裕子(編) A5判 310頁 並製 定価 3,600円+税 大逆罪で死刑判決を受け、獄中で縊死。弱いもの小さいものに心をよせ、明快な言葉と論理で天皇制に直接対峙し、自分の生を生ききった、23歳の生涯。 ●獄中手記「何が私をこうさせたか」全文、裁判尋問調書、獄中歌集を収録 ●2019年に映画『金子文子と朴烈』(イ・ジェフン、チェ・ヒソ出演、イ・ジュンイク監督)が公開され、現在DVD販売中。 金子文子は1903年横浜に生まれ、大逆罪で死刑判決を受け、減刑されるが獄中で縊死。極貧のなかで子ども時代をすごし、祖母に虐待を繰り返される朝鮮での暮らしのなかで、3.1独立運動に遭遇、朝鮮独立運動に深く共感する。弱いもの小さいものに心をよせ、明快な言葉と論理で天皇制に直接対峙し、自分の生を生ききった、23歳の生涯であった。 ●「権力の前に膝を折って生きるよりは、死して自分の裡に終始」した、金子文子の生涯を浮き彫りにする。増補新版の刊行! ●二〇〇六年に刊行した旧版(品切)に収録できなかった部分をいれ、獄中手記「何が私をこうさせたか」を全文収録 ●この一冊で金子文子の思想と行動がわかる ※収録に当っては、旧著と同様、旧字体を新字体に、歴史的かな遣いを現代かな遣いに改め、さらに難読語はかなに開き、ルビを付す。また旧著に付した年譜に加筆削除し、参考文献等をも挿入 【目次】 ・何が私をこうさせたか 忘れ得ぬ面影 栗原一男/添削されるに就いての私の希望/父/母/母の実家/新しい家/朝鮮での私の生活/村に還る/虎口へ/父よさらば/東京へ/新聞売子/露店商人/女中奉公/街の放浪者/仕事へ-私自身の仕事へ! ・調書 ・獄中歌集 ・解説 鈴木裕子 ・金子文子年譜 ・あとがき 【著者より】 『金子文子 わたしはわたし自身を生きる』増補新版に寄せて 今般、二〇〇六年に刊行した『金子文子 わたしはわたしを生きる』が品切れになったのに際し、旧版では、全文を収録できなかった『何が私をこうさせたか』を全部収録しました。収録に当っては、旧著と同様、旧字体を新字体に、歴史的かな遣いを現代かな遣いに改め、さらに難読語はかなに開き、ルビを付けました。また旧著に付した年譜に加筆削除し、参考文献等をも挿入しました。 金子文子の思想と行動は、本書を読まれることによって、その大凡を知ることができるかと存じます。文子が死去してから八十六年余経過しますが、文子の願いとは逆に、日本と韓国朝鮮との間には、さまざまな未解決の問題があり、また天皇制は、戦前戦中の神権天皇制から象徴天皇制と衣を脱ぎかえたものの、依然として存在し、市民の上に重くのしかかっています。 天皇制は、まだこの国ではタブーとされ、天皇・天皇制の批判をすることは、事実上、メジャーな言論機関からは排除されています。このため、植民地支配、侵略戦争に天皇や天皇制が大きな責任を有し、その罪について明らかにすることはなかなか困難といえます。 さて、日本軍「慰安婦」(性奴隷)問題が争点化されてから二十二年あまり経過しますが、この「慰安婦」制度を生み出したのは、天皇制国家であり、天皇の軍隊といわれた「皇軍」、すなわち日本軍です。この問題も依然と未解決のまま、被害者は年々亡くなっています。 天皇・天皇制は、日本以外の地域の人びとにとっては、大方忌わしいものと認識されているでしょう。しかし、日本社会では、そうした歴史認識を共有できていません。この結果、とりわけ韓国朝鮮、中国台湾の人びとと日本市民との間にいまも歴史認識・事実認識の上で大きな隔たりがあるといえるでしょう。 金子文子は、少女期を植民地朝鮮で暮し、朝鮮人にたいする苛酷な仕打ち、虐待、搾取、酷使を目の当たりにし、植民地支配、さらに帝国主義の基盤となっている天皇制の矛盾を鋭く衝いた女性です。わずか二十三年の人生でしたが、わたくしたちが金子文子に学ぶものはいまだに大きいものがあると思います。 最後に、旧著で「年譜」を作成してくださった亀田博さん、佐藤信子代表をはじめとするやまなし金子文子研究会の方がた、また本書を刊行してくださった梨の木舎の羽田ゆみ子さんに感謝します。 2013年2月25日 鈴木裕子 【著者プロフィール】 鈴木 裕子(スズキ ユウコ) 1949年東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修士課程日本史学専攻修了。 主な単著に『女たちの戦後労働運動史』(未来社、1994年)、『フェミニズムと朝鮮』(明石書店、1994年)、『戦争責任とジェンダー』(未来社、1997年)、『天皇制・「慰安婦」・フェミニズム』(インパクト出版会、2002年) 主要編著・共著に『山川菊栄評論集』(岩波書店、1990年)、『日本女性運動資料集成』全11巻(不二出版、1993〜1998年) 『ジェンダーの視点からみる日韓近現代史』(梨の木舎 2005年) (上記内容は本書刊行時のものです。) ISBN 978-4-8166-1301-2 C0023 2013年3月発売
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わたしの戦後史
¥2,860
『わたしの戦後史』 95歳、大正生れ、草の根の女のオーラルヒストリー 戦争の「痛み」を知る世代が求め続けたもの 谷 たみ 語り 堀江 優子 編著 発行:梨の木舎 A5 並製 264頁 定価 2,600円+税 ISBN 978-4-8166-2001-0 C0021 戦争の「痛み」を受け継ぐということはどういうことだろう? 大正生れ、95歳の谷さんの戦後史から、その意味を考える。 語り手の明晰な記憶力と聞き手のすぐれた調査能力により浮かび上がる詳細な戦後の民衆史。人名や事項の充実に驚嘆する。 推薦・上野千鶴子(社会学者) 女も戦争の加害者だった...「黙っていたら戦争につながる」と声を挙げつづけた95年の生涯。 戦後日本の良心は、谷たみさんのような草の根の活動に支えられてきた。 ひとりの女性のオーラルヒストリーから見えてくる戦後反戦運動史。 【目次】 はじめに 1 人生の出発点 -戦時下に育ち、敗戦後の社会へ 2 堀川愛生園の子どもたちと暮らす 3 戦争責任を考える、市民運動に関わる 4 入管体制・国籍法の問題に関わる 5 「アジアの女たちの会」での活動 6 「慰安婦」問題に関わる 7 平和と人権、脱原発運動 注 おわりに 【著者プロフィール】 谷 たみ(たに たみ) 1924(大正13)年生れ。1944年9月東京女子大学高等学部卒業。1947年福島県の堀川愛生園に入職して14年間勤務。その後東京に戻り、中央公論社の校正の仕事に就く。ベトナム反戦運動に参加して以来、仕事や家庭生活の傍ら数々の市民運動に関わる。 堀江 優子(ほりえ ゆうこ) 1960(昭和35)年生れ。1983年東京女子大学文理学部史学科卒業。出版社勤務を経て、編集関係の仕事に従事。 共著に『自然なお産を求めて―産む側からみた日本ラマーズ法小史』(杉山次子・堀江優子共著、勁草書房、1996年)、編著に『戦時下の女子学生たち―東京女子大学に学んだ60人の体験』(教文館、2012年)がある。
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奪われたクリムト マリアが「黄金のアデーレ」を取り戻すまで
¥2,420
『奪われたクリムト マリアが「黄金のアデーレ」を取り戻すまで』 ※2019年3月25日発売 3月20日予約販売開始! ご購入いただきましたら、3月25日(月)から順次発送いたします。 エリザベート・ザントマン 著 永井潤子・浜田和子 訳 発行:梨の木舎 A5変型 180頁 口絵カラー 定価 2,200円+税 ISBN 978-4-8166-1902-1 C0022 ナチスに略奪されたグスタフ・クリムトの『黄金のアデーレ』をめぐり、オーストリア国家を訴え、絵を取り戻したマリアの物語。 アメリカに亡命し、高齢に達したアデーレの姪マリア・アルトマンは、ナチスに略奪され、戦後はオーストリアの美術館で展示されていた絵の返却を求めて、オーストリア国家を訴えた。 もとの所有者が略奪美術の返還に成功し、ヘレン・ミレン主演で映画化(邦題『黄金のアデーレ、名画の帰還』2015)もされた、センセーショナルな歴史的事件のドキュメント。 「私は、正義は必ず実現するという希望をいつも抱いていました」(マリア・アルトマン) ーーーーーーーーーー 読んでから?見てから? 2019年クリムトにひたる 2019/4/23(火)~「クリムト展 ウィーンと日本1900」 https://klimt2019.jp/ 2019/4/24(水)~「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」 https://artexhibition.jp/wienmodern2019/ ーーーーーーーーーー 日本の読者の皆さまへ―― エリザベート・ザントマン 2人の女性の人間的な強さに、私は魅せられました。社会の規範にも、また法律的なハードルにも妨げられずに「我が道」を歩んだことに、感嘆の念を覚えます。 【目次】 1 マリア……………13 2 アデーレ叔母さん、クリムトと「ウィーン・モデルネ」……………23 3 ラヴェンナとウィーンの間でーークリムトの黄金の勝利……………29 4 賞賛と嘲笑……………36 5 ブロッホ=バウアー夫妻のクリムト・コレクション……………42 6 1918年以後のウィーンとアデーレの死……………46 7 アデーレの遺言書……………53 8 マリアの結婚……………58 9 近づく破局……………65 10 屈辱と財産没収……………68 11 逮捕、略奪と脅し……………74 12 財産の抵当としてのフリッツ・アルトマン……………80 13 勝手な収奪と捏造された脱税容疑……………84 14 最後の瞬間に、オランダ経由でイギリスからアメリカに亡命……………91 15 大規模な闇取引と財産の強制整理……………94 16 滞在許容許可証を得てスイスに亡命……………100 17 良かったのはお天気だけだった。アメリカでの新しい生活……………104 18 1945年以後は皆が「犠牲者」だった。追随者も加害者も……………108 19 奪われた絵を探して……………112 20 強制された贈与、捻じ曲げられた真実と恐喝……………116 21 権利があるということは、権利を手に入れることと同じではない……………123 22 歴史を正す労多き試み……………127 23 大いなる失望……………133 24 マリア・アルトマン対オーストリア国家……………137 25 最高裁判所が判決を下す……………141 26 重大な決定……………148 ランドル・シェーンベルクへのインタビュー エリザベート・ザントマン……………160 【著者プロフィール】 エリザベート・ザントマン 長年、ナチに奪われた美術品の元の所有者への返還問題に関心を抱いてきた。出版業に関する職業教育を受けた後、ボン大学とオクスフォード大学で美術史と比較文学を学び、ジョージ・バーナード・ショーに関する論文で博士号を得た。ザントマン出版社社長。 【訳者プロフィール】 永井潤子(ながい・じゅんこ) 1934年3月、東京生まれ。1958年東京外国語大学、ドイツ学科国際関係コース卒業。 1956年から「ラジオ・タンパ(現ラジオ日経)」(東京)のプロデューサー。 1972年からドイツの公共国際放送「ドイチェ・ヴェレ」日本語放送記者。 2000年4月から2008年まで、NHK「ラジオ深夜便」ワールドネットワークのベルリン・リポーター。 現在は、midori1kwh. de でドイツからの生の情報を日本語で発信。ベルリン在住。 著書『ドイツとドイツ人—放送記者の眼から』『新首都ベルリンからー過去から学ぶドイツ』 『放送記者ドイツに生きる』(以上未来社)その他 浜田和子(はまだ・かずこ) 1945年埼玉県生まれ。上智大学ドイツ文学科卒業。東京ゲーテ・インスティテュート勤務。 1977年よりベルリン自由大学で美術史を学ぶ。1984年から87年まで、東ドイツの日本企業プラント通訳。ベルリン在住。 共著『美術史を解き放つ』(時事通信社)共訳『ナチズムと強制売春』(明石書店)
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恵泉×梨花=日韓・女子大学の新たな挑戦
¥1,760
『恵泉×梨花=日韓・女子大学の新たな挑戦』 大日向 雅美/金 恵淑 編 金 恩實 他 著 発行:梨の木舎 A5判 並製 定価 1,600円+税 ISBN 978-4-8166-1808-6 C0037 激動する東アジア、同じような社会変動に直面する日本と韓国、変わらない男女格差の社会で、女子大学はどんな未来を選ぶのか? 隣り合う日韓2つの大学の3年間の研究討論の記録。 【目次】 発刊にあたって 恵泉×梨花 いま、女子大学生に必要な高等教育を考える(2018年) 基調講演 今、あらためて考える女子大学の意義と使命 大日向雅美 ジェンダー平等と女子大学の未来 金恩實 コメント アジア女性との連携 梨花グローバルエンパワーメントプログラムの経験から 李明宣 恵泉の授業を通じて女性学に出会いました 山川百合子 フロアから 農業、自然・生活園芸・共生に向かって 澤登早苗 恵泉の平和教育 「平和のエリート」を作らない 上村英明 まとめ 新しい試みははじまっている 「恵泉×梨花:生涯就業力シンポジウムの歩み」(2016~2017年) 日韓ジェンダー問題の現状と課題 基調講演 日本の女性雇用政策の現状と課題 武川恵子 韓国女性生涯就業の現状と大学の役割 金善旭 韓国女子教育の現状と課題 金恩實 座談会 本当に女性が生きやすい社会になっているでしょうか ~♯Me too運動の広がりと韓国社会における女性のネットワーク 大日向雅美 金恩實 内海房子 執筆者プロフィール 大学紹介 【編者・著者プロフィール】 大日向 雅美 おおひなた まさみ 恵泉女学園大学学長 お茶の水女子大学・同大学院修士課程修了。東京都立大学大学院博士課程満期退学。学術博士。1989年より恵泉女学園大学に勤務。2016年から現職。 NPO法人あい・ぽーとステーション代表理事。国の男女共同参画推進連携会議議長、少子化対策・社会保障関連の審議会等の委員を務めると共に、地域の子育て・家族支援のNPO活動にも取り組む。2016年男女共同参画社会づくり功労者内閣府総理大臣賞受賞。著書『母性の研究』『母性愛神話の罠』『「人生案内」にみる女性の生き方』など多数。 金 恵淑 きむ へすく 韓国梨花女子大学校(第16代)総長。1886年大学創立以降初めて直接選挙により選出された。米国シカゴ大学より哲学博士(1987年)取得。梨花女子大学哲学科教授(1987年~)及び哲学研究所所長、韓国哲学会元会長、世界哲学連盟(FISP)運営委員及び世界女性哲学会(IAPh)理事、元大統領諮問政策委員。韓国憲法裁判所諮問委員・大学教育協議会理事・ユネスコ韓国委員会委員(2014年~)、著書『女性と哲学』『カント 哲学の境界』『女性主義研究の挑戦と課題』など多数。 金 恩實 きむ うんしる 梨花女子大学校教授、前アジア女性学センター長。1993年米国カリフォルニア大学(UC)で学位取得、1995年から梨花女子大学女性学科で教鞭をとる。韓国の国民・国家形成と近代化過程における女性の変容をテーマに、女性の身体(「身」)に関する近代性、民族主義について研究を行う。現在はグローバル化、知識および権力と女性、アジア女性、植民地等をめぐって、ジェンダー学、近代文化史学の立場から広く研究活動を行い内外に発信を行っている。主な著作に『女性の身体、「身」の文化政治学』『性解放、性政治』(共著)「民族談論と女性」「植民地知識人ナヘソックの近代性を問う」など。 他
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しゃべり尽くそう! 私たちの新フェミニズム
¥1,650
しゃべり尽くそう! 私たちの新フェミニズム 著者:望月衣塑子(東京新聞)、伊藤詩織(ジャーナリスト)、三浦まり(上智大学)、平井美津子(公立中学教諭)、猿田佐世(新外交イニシアティブ(ND)代表) 発行:梨の木舎 A5判 並製 定価 1,500円+税 ISBN 978-4-8166-1805-5 C0036 東京新聞・望月衣塑子と様々な分野の4人の女性たちとのトークセッション 本名を出し素顔を出して性暴力を訴えた伊藤詩織さんと、権力と一体化した日本のメディア、加害者を擁護し被害者をバッシングする日本の社会について、性暴力をなくすために何をすべきかを、議論し、 上智大学政治学教授の三浦まりさんとは、日本がしてこなかった最たるものは、ジェンダー平等に手をつけなかったことで、ジェンダーギャップ指数114位を返上するためにまず女性議員を増やそうと、そのための具体策を提案し、 授業で「慰安婦」問題を教え続ける、大阪の中学校教師平井美津子さんとは、それが過去のことではなく、女性差別につながる現在の人権問題であり、沖縄など基地の街の女性への暴力などまさに同じ根っこを持つと語り合い、 新外交イニシアティブ(ND)代表で弁護士の猿田佐世さんとは、自発的対米従属の現状を変えるためにどうするかを議論する。日本のリベラル陣営が、日本のオールタナティブを発信することが必要だ!と。 ●女性(=アウトサイダー)が入ると変革が生まれます! 【目次】 言葉にできない苦しみを、伝えていくということ ジャーナリスト・伊藤詩織&東京新聞・望月衣塑子 女性=アウトサイダーが入ると変革が生まれる ――女性議員を増やそう 上智大学・三浦まり&望月衣塑子 「先生、政治活動って悪いことなん?」子どもたちは、自分で考えはじめている ――「慰安婦」問題を教え続けて 公立中学校教諭・平井美津子&望月衣塑子 自発的対米従属の現状をかえるために、オルタナティブな声をどう発信するか ――軍事・経済・原発・対アジア関係、すべてが変わる 新外交イニシアティブ・猿田佐世&望月衣塑子 【著者プロフィール】 望月衣塑子 もちづき いそこ 1975年、東京都生まれ。東京新聞社会部記者。著書に『権力と新聞の大問題』(集英社)など。2017年、平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞を受賞 伊藤詩織 いとう しおり 1989年生まれ。ジャーナリスト。「アルジャジーラ」「エコノミスト」「ロイター」などの映像ニュースやドキュメンタリーなどの制作を行う。著書『ブラックボックス』(文藝春秋) 三浦まり みうら まり 1967年、東京生まれ。上智大学法学部教授。「パリテ・アカデミー」代表理事。著書に『私たちの声を議会へ:代表制民主主義の再生』(岩波書店)など 平井美津子 ひらい みつこ 1960年、大阪市生まれ。大阪府公立中学校教師。立命館大学・大阪大学非常勤講師。著書『「慰安婦」問題を子どもにどう教えるか』(高文研)など 猿田佐世 さるた さよ 1977年生まれ、シンクタンク「新外交イニシアティブ(ND)」代表・弁護士(日本・ニューヨーク州)。著書に『自発的対米従属 知られざる「ワシントン拡声器」』(角川新書)など
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文玉珠 ビルマ戦線楯師団の「慰安婦」だった私 [新装増補判]
¥2,200
★朝日新聞2016年5月17日(火)に記事が掲載されました★ 教科書に書かれなかった戦争22 文玉珠 ビルマ戦線楯師団の「慰安婦」だった私[新装増補判] 哲学・宗教・歴史・地理 文玉珠(著/文 他), 森川万智子(著/文 他) 発行 梨の木舎 A5判 並製 定価2,000円+税 ≪紹介≫ 初版刊行以後19年、話題を呼び版を重ねた。敗戦70年目の今年、文玉珠の足跡をビルマ取材と新資料「朴氏の日記」によって裏付け、新装増補判として世に問う。 ≪目次≫ 1大邱に生まれて 2「満州」東安省へ 3南の国へ 4マンダレーの日々 5最前線へ 6地獄に近い島・アキャブ 7退却ープローム、そしてラングーン 8軍法会議 9解放、母のもとへ 解説・増補版に寄せて・増補版解説 ≪前書きなど≫ 「本書を、音楽の才豊かで、賢くて、負けん気が強くて、一所懸命で、弱いものにやさしかったムン・オクチュさんと、その苦しい記憶を証明することのできない、すべての元慰安婦の女性たちに捧げます」(著者 増補版に寄せてより) 1997年5月、著者は、元慰安婦文玉珠さんの足跡を訪ねて、軍事政権下ビルマに3度目の調査に入った。 3回のビルマ取材と新資料「朴氏の日記」によって、文さんの足跡をさらに裏付ける。 日本軍は、「戦争遂行のために、もっとも蔑んだ形で女性を軍人にあてがった」(著者) 第16回山川菊栄賞受賞 ≪梨の木舎より≫ 1996 年、「慰安婦問題」をはじめ、日本の歴史認識問題がクローズアップされていた頃、初版を刊行いたしました。これまで版を重ねて参りましたが、増補改定・新装版として刊行いたします。戦後70 年を迎え、日本(日本人)の歴史認識問題に一石を投じる書籍 ≪著者プロフィール≫ 森川万智子(モリカワマチコ) 1947年福岡県に生まれる 1965年山口県立下関南高校卒業 1966年~1986年下関郵便局などで働く、全逓労組の役員を15年間続ける 1987年~出版社、編集プロダクション、印刷会社などに勤務 1991年~フリーライター・エディター 1997年 本書により第16回山川菊栄賞受賞 1997 ~98年ビルマにビデオ・カメラをもって長期取材する 2010年~現在 介護施設経営。買春問題ととりくむ会会員 ISBN978-4-8166-1501-6 C3021 奥付の初版発行年月 2015年4月 書店発売日 2015年4月30日
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傷ついたあなたへ わたしがわたしを大切にするということ
¥1,650
傷ついたあなたへ わたしがわたしを大切にするということ レジリエンス(著/文 他) 発行:梨の木舎 A5判 104頁 並製 定価 1,500円+税 ◆多くの人は、DVはごく一部の人に起きている悲惨な暴力と考えているかもしれません。実は日常的に頻発している問題です。DVは、パートナーからの「力」と「支配」です。誰にも話せずひとりで苦しみ、無気力になっている人が、 DVやトラウマとむきあい、のりこえていくことはたいへんなことです。 ◆この本は自分に起きたことに向き合い、「わたし」を大切にして生きていくためのサポートをするものです。 ◆DVのサイクルから抜け出すには? パートナーから離れるには? 自分の感情を処理するには? 健全な関係とは? そして自分らしく輝いて生きていくためには? 等々、質問と、チェックリスト、書き込みを用意しました。 ●目次 1 DV・トラウマを理解する なぜ離れられないのか。トラウマから新しい歩みへ 2 暴力の影響を乗りこえるには 感情の処理の方法 過去からの恐怖、将来への不安 3 自分らしく輝くためには 境界線を知ろう ランキングをはずしてらくになろう こんなふうに感じている方へ ・パートナーさえ変わってくれたら、私は幸せになれる ・パートナーはある時はやさしく、ある時は冷たい ・パートナーからホントに愛されているのか分からなくなる時がある ・一緒にいるのがつらい。でもパートナーから離れられない ・パートナーとのことで、人には話せないと思っていることがある ・あんなことがあったから・・・わたしはもう幸せになれない ・過去の悲しみから立ち直りたい ・もっと自分のことを好きになりたい ・傷つく前のわたしに戻りたい ・自分らしく輝いて生きていきたい 本書はDV・トラウマからの回復ワークブックです。 ●著者プロフィール NPO法人レジリエンス DVやトラウマから回復するためのサポート活動を、2003年から行っています。 レジリエンスとは、逆境にも耐え抜く力、そこから脱する力、新しくエネルギーを発揮する力、 マイナスのものをプラスに変えていく力などを意味することばで英語です。傷ついた人が、「自らがもつレジリエンスで、自分らしく輝いて生きていく」ことを願って、多様な活動をおこなっています。各地での講演や研修、東京と横浜での連続講座、サポートグループ、高校・大学でのデートDVなどの授業、カウンセリング、米国でのスタディツアー、米国から講師の招聘、ビュティレッスンなど、さまざまな方法でDVやトラウマに関する心のケアを広めています。 上記内容は本書刊行時のものです。
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傷ついたあなたへ2 わたしがわたしを幸せにするということ
¥1,650
傷ついたあなたへ2 わたしがわたしを幸せにするということ NPO法人レジリエンス (著/文 他) 発行:梨の木舎 A5判 85頁 並製 定価 1,500円+税 ロングセラー『傷ついたあなたへ』の2冊目。 DVドメスティクバイオレンス(パートナー間の暴力)が社会問題となって 久しいが、DVは一向になくならない。DVの被害者の女性たちが傷つきから回復し、歩き出すためのワークブック ●目次 【1章 DV、トラウマをより深く理解する】 ①パワーとコントロール ②目に見えないDVのつらさ 【2章 Bさん(加害者)について】 ①なぜBさんに焦点をあててこの章を書くのか ②Bさんの二面性 ③Bさんは変わるのか? ④PA 見えにくい攻撃やコントロールにも気をつけよう 【3章 回復の途中で気をつけておきたいこと】 ①不快な感情と向き合う方法 ②心の空虚感は一気に埋めずに時間をかけて ③私を幸せにする力は私自身の中にある ④自分の人生の舵をとる 【4章 自分で自分を大切にする歩み】 ①PTG:トラウマとなるような体験のあとにある成長 ②私が私を大切にする方法 【自分を表現するためのアートセラピー】 ●前書きなど 「2005年に『傷ついたあなたへ』を出版し多くの方々からさまざまな感想やご意見をいただきました。今回2冊目となる本書では、「加害者(Bさん)について」「トラウマとなる記憶について」「トラウマからの回復の途中で気をつけておきたいこと」など、この5年間に私たちが新たに学んだ情報を盛り込みました。DVやこころの傷のケアの理解をさらに深める内容になっています。」(はじめに より) ●著者プロフィール NPO法人レジリエンス DVやトラウマから回復するためのサポート活動を、2003年から行っています。レジリエンスとは、逆境にも耐え抜く力、そこから脱する力、新しくエネルギーを発揮する力、マイナスのものをプラスに変えていく力などを意味することばです。 傷ついた人が、「自らがもつレジリエンスで、自分らしく輝いて生きていく」ことを願って、多様な活動を行っています。 各地での講演や研修、東京と横浜での連続講座「レジリエンス☆こころのcare講座」の開催とそのファシリテーター養成講座の開催、サポートグループ、高校・大学でのデートDVの授業、カウンセリング、米国でのスタディツアー、米国から講師の招聘、さまざまな方法でDVやトラウマに関する心のケアを広めています。 上記内容は本書刊行時のものです。
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マイ・レジリエンス トラウマとともに生きる
¥2,200
マイ・レジリエンス トラウマとともに生きる 中島 幸子(著) 四六判 298頁 並製 定価 2,000円+税 DVをうけて深く傷ついた人が、心の傷に気づき、向き合い、傷を癒し、自分自身を取り戻していくために―― ●レジリエンスは「回復力」という意味ですが、「それぞれが持つ力は一人ひとりの中にある」という意味が含まれています。 ※4年半におよぶ暴力を体験し、加害者から離れた後20年以上、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しみながら、うつや解離とどんな風に向き合ってきたか、経験を語る著者自身のマイ・レジリエンスです。 【目次】 はじめに…… 1章.私の経験した暴力 暴力による支配/身体的暴力/精神的暴力/性暴力/ストーカー行為/逃げる、私の一歩 2章.離れた後の生きづらさ、症状を抱えて 逃げ出してからもつらい日々/うつ―耐えがたいしんどさ/複雑性PTSD/解離という「方法」/トラウマと記憶の関係/DID(解離性同一性障害) 3章.私なりの「回復」 幸せになるとはどういうこと?/新たな出会い/自分自身を知りサポートするために/自分自身を変えていく作業 4章.☆さん支援者として ☆さんのために何かをしたい/準備期間/活動開始 【著者より】 『マイ・レジリエンス トラウマとともに生きる』という本をご紹介させていただきます。この本は5年以上の歳月をかけて書き上げました。 暴力がもたらす影響やトラウマとはどういうものなのか、また回復のために自分自身が試してきた様々なことを書き記しました。 一人でも多くの☆さんがご自分の混乱などをほどくきっかけのひとつとして、この本を使っていただければと思います。また、支援者の方でトラウマの経験がない方には、この本を通して理解を深めていただければと願っています。 目に見えないトラウマというものを少しでもわかりやすくするために、私自身が経験した暴力について、具体的なことも書いています。あくまで一人の経験でありそれ以上でもそれ以下でもないということを心にとめておいていただければと思っています。内容がかなり重いと感じられる場合は、無理をされずに、「読まない」という選択肢があることを忘れないでください。 この本が何らかの役に立つことを祈りながら、送り出したいと思います。 2013年3月 中島幸子 【著者プロフィール】 中島 幸子(ナカジマ サチコ) NPO法人レジリエンス代表。DVコ ンサ ルタント、ソーシャルワーカー、米国法学博士、大学非常勤講師。DV被害の経験が きっかけとなり勉強を始め、2003年に女性のための「こころの care講座」をスタート、同年「レジリエンス」結成。米国ソーシャルワーク修士号取得。各地で毎年数多くの講演 を行う。 (上記内容は本書刊行時のものです。) ISBN 978-4-8166-1302-9 C0036 2013年4月発売
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愛する、愛される 【増補版】 デートDVをなくす・若者のためのレッスン7
¥1,320
愛する、愛される 【増補版】 デートDVをなくす・若者のためのレッスン7 山口のり子(著) 発行:梨の木舎 A5判 126頁 並製 定価 1,200円+税 愛されているとおもいこみ、 暴力から逃げ出せなかった。 愛する、愛されるって 本当はどういうこと? おとなの間だけではなく、 若者のあいだにも広がっている。 デートDVをなくすための、レッスン7。 ●目次 1.デートDVってなに? 2.DVは力と支配 3.もしあなたが暴力をふるっていたら? 4.もしあなたが暴力をふるわれていたら? 5.女らしさ・男らしさのしばりから自由に 6.恋愛幻想 7.ほんとうの愛ってどんな愛? ●前書きなど DV対策で最優先されるべきことは、被害者支援ですが、それとともに加害者対策が不可欠であり、それらは車の両輪であると言えます。暴力をふるう男性が変わらない限り、DVはなくなりません。・・・・・中略・・・・・ DVの根源は社会にあります。人々の意識がDVを生み出しています。暴力で問題解決することを、永い間容認してきた社会がDVを許しています。女性への差別を温存し、女性の自立を阻んでいる社会の仕組みを変えることと、ジェンダー・バイアスに基づく人びとの意識を改めることなしにDVの根絶はありませんすべての人びとが「DVは誰にでもおこりうること」であり、「自分自身に関わりのあることだ」ということに気づいたとき、はじめて「DVは許さない」、「DVに言い訳がない」と言えるようになり、暴力の連鎖を絶つことができると言えるでしょう。 ●版元から一言 山口さんの本はこれで三冊目です。「DV あなた自身を抱きしめてーアメリカの被害者・加害者プログラム」2001年、「デートDV−防止プログラム実践者のためのワークブック」、そして「愛する、愛される」です。この本で山口さんは、暴力に苦しんでいる若者に、お互いに尊重しあえる人間関係の大切さを提唱、「暴力」克服の道を実践的に提案しております。ぜひ若い人たちに読んでいただきたいと思います。 ●著者プロフィール 山口のり子(ヤマグチノリコ) 女男平等を目指して40年。日本及び海外で活動する。シンガポールではDVやセクシャル・ハラスメント被害者支援及び裁判支援に関わり、ロサンゼルスでは、DV加害者プログラムを実施するためのトレーニングを受ける。帰国後2002年にアウェアを開設してDV加害者向け教育プログラムを始める。2003年に「デートDV」という言葉を日本で初めて使って本を出版し、若者向け防止教育を始める。2006年から各種プログラムの実施者を養成している。 上記内容は本書刊行時のものです。
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愛を言い訳にする人たち DV加害男性700人の告白
¥2,090
愛を言い訳にする人たち DV加害男性700人の告白 山口 のり子(著) 発行 梨の木舎 A5判 192頁 並製 定価1,900円+税 加害者ってどんな人?なぜDVをするの?加害者は変わるの? アウェアは14年間、加害男性への教育プログラムを実施してきました。 あなたは自分には関係がないと思っていませんか? DVをしている人は相手の人生を奪っていることに気づいてほしい、 されている人はDVを見抜き、あなた自身の生き方を取り戻してほしい。 目次 はじめに 1章 DVってなんだろう? 1 DVはあなたに関係があること 2 DV加害男性たちの証言 3 DVは犯罪 4 DVは「力と支配」 5 力と支配の輪 6 暴力の種類 7 DVのサイクル 8 DVはどのくらいおきているか 9 デートDV 10 デートDVはどのくらいおきているか 11 デートDVの「力と支配の輪」 12 DVとデートDV 13 デートDVの特徴 14 デートDVへの対応 15 デートDVとストーカー 2章 DVは相手の人生を搾取する 1 被害に気づかない被害者 2 DVが相手に与える大きな苦しみ 3 被害者が気づいても離れられないわけ 4 自分は加害者だと思い込む被害者 5 DVは子どもへの虐待でもある 6 子どもを使ったDV 7 子どもを虐待する加害者 8 子どもへの影響 3章 DV加害者と教育プログラム 1 アウェアのプログラムの特徴 2 被害者支援の1つの方法として実施 3 さまざまなテーマで話し合うプログラム 4 加害者になりやすいタイプはない 5 DV行動パターンのタイプ 6 参加のきっかけ 7 DVだとはじめて気づいた 8 自分こそ被害者だ 9 ゆがんだ考え方と価値観 10 DV加害者の共通点 11 グループでの話し合い 12 グループで学ぶこと 13 加害者にとっての同居 14 関係を続けるためのルール 15 アウェアの目標 4章 DV加害者は変わらなければならない 1 変わらない加害者 2 変わる加害者はまずDVの考え方に気づく 3 学んだことを行動に移す 4 加害者の説明責任 5 変化への長い道のり 5章 社会がDV加害者を生み出す 1 日本はDV国家 2 なぜDV加害者になってしまったか? 3 DVの要因1「力と支配」 4 DVの要因2「暴力容認意識」 5 DVの要因3「ジェンダー・バイアス」 6 DVの背景に女男不平等社会 7 DV加害者に味方する人々 6章 DVのない社会を目指して 1 被害者支援と加害者プログラムは車の両輪 2 加害者に必要な処罰と監視 3 被害者と地域社会の安全に役立つプログラム 4 求められる国や自治体によるルールづくり 5 DV加害者プログラムの実施者 6 DV被害女性プログラム 7 デートDV防止教育 8 DVのない社会を目指して 終わりに 著者プロフィール 山口 のり子(ヤマグチ ノリコ) アウェア代表 女男平等の社会を目指して40年、日本及び海外で活動する。 シンガポールではDVやセクシャル・ハラスメント被害者支援及び裁判支援に関わる。 ロサンゼルスではDV加害者プログラムを実施するためのトレーニングを受け、帰国後、2002年に「アウェア」を開設してDV加害者向け教育プログラムを始める。 2003年に「デートDV」という言葉を日本で初めて使って本を出版し、若者向け防止教育に取り組む。プログラムの実施者養成もしている。 著書 『DV あなた自身を抱きしめてーアメリカの被害者・加害者プログラム』(梨の木舎 以下同様) 『愛する、愛されるーデートDVをなくす・若者のためのレッスン7』 『デートDV 防止プログラム実施者向けワークブック』 『恋するまえに デートDVしない・されない 10代のためのガイドブック』(バリー・レビィ著 共訳) アウェア(aware) ホームページ https://aware-jp.com メール info@aware-jp.com ISBN978-4-8166-1604-4 C0037 NDC分類360 初版発行年月 2016年3月
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ジェンダーの視点からみる日韓近現代史
¥3,080
ジェンダーの視点からみる日韓近現代史 日韓「女性」共同歴史教材編纂委員会(編) 発行:梨の木舎 A5判 360頁 定価 2,800円+税 日韓の研究者と市民運動家が、はじめてともにつくるジェンダーの視点による近現代史 ●日韓同時刊行!本書の編纂委員会は、2001年の秋以来、日本と韓国で交互に公開シンポジウムと会議をひらき、議論を重ねてきました。編集は、「国家」をこえ、ジェンダー・マイノリティーの視点に立つものです。これまでの日本と韓国のかかわりを見直し、市民の新たな歴史をつくっていくことをめざします。歴史を自己の問題としてとらえた女性たちの意欲的な試みです。 ●目次 1 日本帝国主義の拡張と「韓国併合」 2 3・1運動と社会運動の展開 3 日本帝国主義期民衆生活の変化 4 戦時動員と日本軍「慰安婦」 5 敗戦と朝鮮半島分断、朝鮮戦争 6 ウーマン・リヴと社会運動 7 女性運動と女性国際戦犯法廷 ●写真を多く掲載(180点余) ●多くの参考文献を紹介し、年表を添付 ◎高校、大学などで討論の材料として使ってください。 ●著者プロフィール 日韓「女性」共同歴史教材編纂委員会(ニッカンジョセイキョウドウレキシキョウザイヘンサンイインカイ) 日本側◇鈴木裕子・大越愛子・井桁碧・志水紀代子・中原道子 韓国側◇尹貞玉・鄭鎮星・朴貞愛・康宣美・申栄淑・金恵慶・ 李恵淑・金秀映・安真 上記内容は本書刊行時のものです。