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性暴力を受けたわたしは、今日もその後を生きています。
¥2,200
『性暴力を受けたわたしは、今日もその後を生きています。』 池田 鮎美 著 カバー写真:南 阿沙美(写真家) 発行:梨の木舎 四六 244頁 定価 2,000円+税 ISBN 978-4-8166-2305-9 C0036 性暴力被害者自身による9000日の記録。 幼馴染の死の真相は性暴力によるものだった。 立ちすくむ16歳のわたしはまだ、自分自身も性暴力に遭うことになるとは、思いもしなかった。 目次 1「なぜこんなに苦しいのだろう」—―未成年への性暴力 2「体が動かない。これは夢かな」—―知らない人からの性暴力 3「刑法を改正したい」—―暴行・脅迫要件の衝撃 4「ここには被害者がいない」—―スーパーフリー裁判を傍聴する 5「無理をする癖がついてしまっている」—―DVのなかでの性暴力 6「被疑者は取引をしたと言っています」—―仕事中の性暴力 7「たぶん普段なら逃げるんだろうな」—―トラウマとの闘い 8「ますはあなたが元気にならなければ」—―障がい者手帳を取得する 9「一般人の感覚で説明できない罪は罪にならない」—―法律の言葉への違和感 10「You have very bad law」—―ロビイングと分断の痛み 11「性被害ってこんなにたくさんあるのか」—―言葉で社会を変えていく 12「強くなれなくても」—―法制審議会への手紙 13「それを奇跡と呼ぶ前に」新しいスタートライン 著者 池田 鮎美(いけだ あゆみ) 1981年生。早稲田大学卒業後、雑誌・書籍のライターとして活動していたが、取材中に性暴力被害に遭い、文字を書けなくなる。書くことを取り戻してからは、性暴力について心のままに書いている。 共著『マスコミ・セクハラ白書』(文芸春秋)。
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「いごこち」神経系アプローチ
¥1,870
『「いごこち」神経系アプローチ』 ~4つのゾーンを知って安全に自分を癒やす 浅井咲子 著 発行:梨の木舎 A5 並製 136頁 定価 1,700円+税 ISBN 978-4-8166-2102-4 C0011 大人気『「今ここ」神経系エクササイズ』の待望の続編。 カウンセリングや自己啓発、 いろいろ試したけどまだつらい・・・。 ポリヴェーガル理論とパーツワークの視点から自律神経系のクセに取り組む! 「神経自我統合アプローチ」(Neuro‐Ego Integrative Approach〔NEIA〕) ●自他を傷つけずに、関係性をWin-Winに導いていくことで、次の世代へのトラウマの世代間伝搬・連鎖を防ぎましょう! ●「はじめに」より抜粋 育児、教育、仕事、恋愛、介護など社会生活をするなかで、自分のことも、他者のことも「厄介、うっとうしい、ややこしい」、と思うことはありませんか? その苦しみの根底に潜んでいるのは、実は「トラウマ」。あなたの性格のせいではないのです。 今あなたが日常で感じている症状や苦しさは、子どもの頃の虐待やネグレクトなどの過酷な体験、事故や手術などのショックが大きかった体験、その他にも、家族や環境が安全ではなかったときを、生き延びさせてくれたあなた独自の「秘策」であり、過去の「サバイバル戦略」なのです。 育児、介護、職場、恋愛などでの人間関係のなかでトリガー(引き金)を理解し、自身を癒し<いごこちをよくする>チャンスにしていきましょう。 【目次】 はじめに おはなし 「癒やしの作業をするあなたへ」 第1章 トラウマ、過去の名残~あなたの苦しみの正体 1 過去の「サバイバル戦略」が現在に及ぼすもの 2 アタッチメント(愛着)と神経系の形成、そして防衛策へ 3 発達性トラウマの様相 4 今は必要ない防衛反応と防衛適応~2つのちがい 第2章 癒やしのために~4つのゾーンとTKS 「T(サーモスタット)、K(カンガルー)、S(スパークリング、炭酸水)」 1 苦しみにまつわる3つの「ない」 2 トラウマ的アタッチメント 3 3つの「ない」に取り組むために、まずは理解したいこと 4 神経自我統合アプローチ~4つの区分(調整、解決・変容、全体、部分) 5「TKS」~癒やしに必要な要素 第3章 ゾーンごとの対応方法 1【ゾーン1】「調整」×「全体」~神経基盤を構築する、安全をインストールする 2【ゾーン2】「解決・変容」×「全体」~未完了の防衛反応に働きかける 3【ゾーン3】「調整」×「部分(パーツ)」~防衛適応と同一化している状態に気づく 4【ゾーン4】「解決・変容」×「部分(パーツ)」~未統合の防衛適応に働きかける 第4章 生きづらさから癒しへ あとがき 引用・参考文献 【著者プロフィール】 浅井 咲子 (あさいさきこ) 公認心理師。 外務省在外公館派遣員として在英日本国大使館に勤務後、米国ジョ ン・F・ケネディ大学院カウンセリング心理学修士課程修了。現在、セラピールーム「アート・オブ・セラピー」代表。ソマティック・エクスペリエンシング TM 療法のコンサルタントとして活動する他、内的家族システム療法(IFS)(レベル2修了)、総括的リソースモデル(CRM)など様々な療法も取り入れ、神経系に働きかけ発達性トラウマ、愛着、解離などによる問題や症状を改善することを目標にしている。 著書に「自律神経セルフメンテナンス」(非営利活動法人 ratik 2014 年)、「今、ここ神経系エクササイズ」(梨の木舎2017 年)、「安心のタネの育て方」(大和出版 2021 年)など、翻訳書に P.ラヴィーン /M.クライン著「子どものトラウマ・セラピー」(雲母書房 2010 年)、K. ケイン /S. テレール著「レジリエンスを育む」(岩崎学術出版 2019 年)〔共訳〕、J.フィッシャー著「トラウマによる解離からの回復」(国書刊行会 2020 年)がある。トラウマの理解を広めるべく多数の講演・講座をしている。
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「今ここ」神経系エクササイズ 「はるちゃんのおにぎり」を読むと、他人の批判が気にならなくなる。
¥1,760
「今ここ」神経系エクササイズ 「はるちゃんのおにぎり」を読むと、他人の批判が気にならなくなる。 浅井咲子:著 定価:1600円+税 ISBN:978-4-8166-1707-2 C0011 Y1600E A5判 並製 100頁 発行日:2017年12月25日 たった5つの動作で、神経の下ごしらえ(=自己調整)ができます。 あなたらしく生きるためのサーモモード(=マイルドな神経系)を育てましょう! 【目次】 おはなし はるちゃんのおにぎり はじめに 1章 神経系のはなし 神経の4つの状態 見分けてみよう なだらかな神経の動き~サーモスタット機能 腎臓と仲良くなろう~サーモスタットの臓器 2章 5つのエクササイズ~神経の下ごしらえ 5つのエクササイズ まずは、何も考えずにやってみましょう! サーモモード(サーモスタットが入った状態)を伝達させよう グループや集団に向けて試してみよう 3章 サーモモードをつくり、レジリエンスのある生活へ こうやって神経系は変化する まとめ レジリエンスのある生活とは 4章 神経系の発達 サーモモードつかめましたか 神経系のセルフケアについて 神経系の発達とは? 養育者とのかかわりがストレス対処のパターンに バランスのとり方、介入の方法 5章 気づきが癒し 神経系の土台がないとどうなるか 癒しは自分のなかから 参考文献 あとがき 【著者プロフィール】 浅井咲子(あさいさきこ) 神経セラピスト 外務省在外公館派遣員としてロンドンにある日本国大使館に勤務する。その後渡米し、カリフォルニア州のジョン・F・ケネディ大学院で、カウンセリング心理学の修士課程(身体心理学専攻)を修了。オークランドにある地域カウンセリングセンターで研修。帰国後、教育センター、企業内で相談員として勤務。2008年から現在まで、私設セラピストとして自己調整とレジリエンスのある生活を提案し続けている。2011年より被災地(福島)で定期的にトラウマとPTSDのケアのためのゲームを実施(8回訪問)している。本書にある多重迷走神経理論のS.W.Porges博士からも直接講義を受けた。翻訳書にP.リヴァイン著「子どものトラウマ・セラピー」(雲母書房2010年)、著書に「自律神経セルフメンテナンス」(非営利活動法人ratik2014年)、「100%魂のかたち」(ヒカルランド、2017年)がある。
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傷ついたあなたへ わたしがわたしを大切にするということ
¥1,650
傷ついたあなたへ わたしがわたしを大切にするということ レジリエンス(著/文 他) 発行:梨の木舎 A5判 104頁 並製 定価 1,500円+税 ◆多くの人は、DVはごく一部の人に起きている悲惨な暴力と考えているかもしれません。実は日常的に頻発している問題です。DVは、パートナーからの「力」と「支配」です。誰にも話せずひとりで苦しみ、無気力になっている人が、 DVやトラウマとむきあい、のりこえていくことはたいへんなことです。 ◆この本は自分に起きたことに向き合い、「わたし」を大切にして生きていくためのサポートをするものです。 ◆DVのサイクルから抜け出すには? パートナーから離れるには? 自分の感情を処理するには? 健全な関係とは? そして自分らしく輝いて生きていくためには? 等々、質問と、チェックリスト、書き込みを用意しました。 ●目次 1 DV・トラウマを理解する なぜ離れられないのか。トラウマから新しい歩みへ 2 暴力の影響を乗りこえるには 感情の処理の方法 過去からの恐怖、将来への不安 3 自分らしく輝くためには 境界線を知ろう ランキングをはずしてらくになろう こんなふうに感じている方へ ・パートナーさえ変わってくれたら、私は幸せになれる ・パートナーはある時はやさしく、ある時は冷たい ・パートナーからホントに愛されているのか分からなくなる時がある ・一緒にいるのがつらい。でもパートナーから離れられない ・パートナーとのことで、人には話せないと思っていることがある ・あんなことがあったから・・・わたしはもう幸せになれない ・過去の悲しみから立ち直りたい ・もっと自分のことを好きになりたい ・傷つく前のわたしに戻りたい ・自分らしく輝いて生きていきたい 本書はDV・トラウマからの回復ワークブックです。 ●著者プロフィール NPO法人レジリエンス DVやトラウマから回復するためのサポート活動を、2003年から行っています。 レジリエンスとは、逆境にも耐え抜く力、そこから脱する力、新しくエネルギーを発揮する力、 マイナスのものをプラスに変えていく力などを意味することばで英語です。傷ついた人が、「自らがもつレジリエンスで、自分らしく輝いて生きていく」ことを願って、多様な活動をおこなっています。各地での講演や研修、東京と横浜での連続講座、サポートグループ、高校・大学でのデートDVなどの授業、カウンセリング、米国でのスタディツアー、米国から講師の招聘、ビュティレッスンなど、さまざまな方法でDVやトラウマに関する心のケアを広めています。 上記内容は本書刊行時のものです。
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傷ついたあなたへ2 わたしがわたしを幸せにするということ
¥1,650
傷ついたあなたへ2 わたしがわたしを幸せにするということ NPO法人レジリエンス (著/文 他) 発行:梨の木舎 A5判 85頁 並製 定価 1,500円+税 ロングセラー『傷ついたあなたへ』の2冊目。 DVドメスティクバイオレンス(パートナー間の暴力)が社会問題となって 久しいが、DVは一向になくならない。DVの被害者の女性たちが傷つきから回復し、歩き出すためのワークブック ●目次 【1章 DV、トラウマをより深く理解する】 ①パワーとコントロール ②目に見えないDVのつらさ 【2章 Bさん(加害者)について】 ①なぜBさんに焦点をあててこの章を書くのか ②Bさんの二面性 ③Bさんは変わるのか? ④PA 見えにくい攻撃やコントロールにも気をつけよう 【3章 回復の途中で気をつけておきたいこと】 ①不快な感情と向き合う方法 ②心の空虚感は一気に埋めずに時間をかけて ③私を幸せにする力は私自身の中にある ④自分の人生の舵をとる 【4章 自分で自分を大切にする歩み】 ①PTG:トラウマとなるような体験のあとにある成長 ②私が私を大切にする方法 【自分を表現するためのアートセラピー】 ●前書きなど 「2005年に『傷ついたあなたへ』を出版し多くの方々からさまざまな感想やご意見をいただきました。今回2冊目となる本書では、「加害者(Bさん)について」「トラウマとなる記憶について」「トラウマからの回復の途中で気をつけておきたいこと」など、この5年間に私たちが新たに学んだ情報を盛り込みました。DVやこころの傷のケアの理解をさらに深める内容になっています。」(はじめに より) ●著者プロフィール NPO法人レジリエンス DVやトラウマから回復するためのサポート活動を、2003年から行っています。レジリエンスとは、逆境にも耐え抜く力、そこから脱する力、新しくエネルギーを発揮する力、マイナスのものをプラスに変えていく力などを意味することばです。 傷ついた人が、「自らがもつレジリエンスで、自分らしく輝いて生きていく」ことを願って、多様な活動を行っています。 各地での講演や研修、東京と横浜での連続講座「レジリエンス☆こころのcare講座」の開催とそのファシリテーター養成講座の開催、サポートグループ、高校・大学でのデートDVの授業、カウンセリング、米国でのスタディツアー、米国から講師の招聘、さまざまな方法でDVやトラウマに関する心のケアを広めています。 上記内容は本書刊行時のものです。
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マイ・レジリエンス トラウマとともに生きる
¥2,200
マイ・レジリエンス トラウマとともに生きる 中島 幸子(著) 四六判 298頁 並製 定価 2,000円+税 DVをうけて深く傷ついた人が、心の傷に気づき、向き合い、傷を癒し、自分自身を取り戻していくために―― ●レジリエンスは「回復力」という意味ですが、「それぞれが持つ力は一人ひとりの中にある」という意味が含まれています。 ※4年半におよぶ暴力を体験し、加害者から離れた後20年以上、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しみながら、うつや解離とどんな風に向き合ってきたか、経験を語る著者自身のマイ・レジリエンスです。 【目次】 はじめに…… 1章.私の経験した暴力 暴力による支配/身体的暴力/精神的暴力/性暴力/ストーカー行為/逃げる、私の一歩 2章.離れた後の生きづらさ、症状を抱えて 逃げ出してからもつらい日々/うつ―耐えがたいしんどさ/複雑性PTSD/解離という「方法」/トラウマと記憶の関係/DID(解離性同一性障害) 3章.私なりの「回復」 幸せになるとはどういうこと?/新たな出会い/自分自身を知りサポートするために/自分自身を変えていく作業 4章.☆さん支援者として ☆さんのために何かをしたい/準備期間/活動開始 【著者より】 『マイ・レジリエンス トラウマとともに生きる』という本をご紹介させていただきます。この本は5年以上の歳月をかけて書き上げました。 暴力がもたらす影響やトラウマとはどういうものなのか、また回復のために自分自身が試してきた様々なことを書き記しました。 一人でも多くの☆さんがご自分の混乱などをほどくきっかけのひとつとして、この本を使っていただければと思います。また、支援者の方でトラウマの経験がない方には、この本を通して理解を深めていただければと願っています。 目に見えないトラウマというものを少しでもわかりやすくするために、私自身が経験した暴力について、具体的なことも書いています。あくまで一人の経験でありそれ以上でもそれ以下でもないということを心にとめておいていただければと思っています。内容がかなり重いと感じられる場合は、無理をされずに、「読まない」という選択肢があることを忘れないでください。 この本が何らかの役に立つことを祈りながら、送り出したいと思います。 2013年3月 中島幸子 【著者プロフィール】 中島 幸子(ナカジマ サチコ) NPO法人レジリエンス代表。DVコ ンサ ルタント、ソーシャルワーカー、米国法学博士、大学非常勤講師。DV被害の経験が きっかけとなり勉強を始め、2003年に女性のための「こころの care講座」をスタート、同年「レジリエンス」結成。米国ソーシャルワーク修士号取得。各地で毎年数多くの講演 を行う。 (上記内容は本書刊行時のものです。) ISBN 978-4-8166-1302-9 C0036 2013年4月発売
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愛する、愛される 【増補版】 デートDVをなくす・若者のためのレッスン7
¥1,320
愛する、愛される 【増補版】 デートDVをなくす・若者のためのレッスン7 山口のり子(著) 発行:梨の木舎 A5判 126頁 並製 定価 1,200円+税 愛されているとおもいこみ、 暴力から逃げ出せなかった。 愛する、愛されるって 本当はどういうこと? おとなの間だけではなく、 若者のあいだにも広がっている。 デートDVをなくすための、レッスン7。 ●目次 1.デートDVってなに? 2.DVは力と支配 3.もしあなたが暴力をふるっていたら? 4.もしあなたが暴力をふるわれていたら? 5.女らしさ・男らしさのしばりから自由に 6.恋愛幻想 7.ほんとうの愛ってどんな愛? ●前書きなど DV対策で最優先されるべきことは、被害者支援ですが、それとともに加害者対策が不可欠であり、それらは車の両輪であると言えます。暴力をふるう男性が変わらない限り、DVはなくなりません。・・・・・中略・・・・・ DVの根源は社会にあります。人々の意識がDVを生み出しています。暴力で問題解決することを、永い間容認してきた社会がDVを許しています。女性への差別を温存し、女性の自立を阻んでいる社会の仕組みを変えることと、ジェンダー・バイアスに基づく人びとの意識を改めることなしにDVの根絶はありませんすべての人びとが「DVは誰にでもおこりうること」であり、「自分自身に関わりのあることだ」ということに気づいたとき、はじめて「DVは許さない」、「DVに言い訳がない」と言えるようになり、暴力の連鎖を絶つことができると言えるでしょう。 ●版元から一言 山口さんの本はこれで三冊目です。「DV あなた自身を抱きしめてーアメリカの被害者・加害者プログラム」2001年、「デートDV−防止プログラム実践者のためのワークブック」、そして「愛する、愛される」です。この本で山口さんは、暴力に苦しんでいる若者に、お互いに尊重しあえる人間関係の大切さを提唱、「暴力」克服の道を実践的に提案しております。ぜひ若い人たちに読んでいただきたいと思います。 ●著者プロフィール 山口のり子(ヤマグチノリコ) 女男平等を目指して40年。日本及び海外で活動する。シンガポールではDVやセクシャル・ハラスメント被害者支援及び裁判支援に関わり、ロサンゼルスでは、DV加害者プログラムを実施するためのトレーニングを受ける。帰国後2002年にアウェアを開設してDV加害者向け教育プログラムを始める。2003年に「デートDV」という言葉を日本で初めて使って本を出版し、若者向け防止教育を始める。2006年から各種プログラムの実施者を養成している。 上記内容は本書刊行時のものです。
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韓国人元BC級戦犯の訴え 何のために、誰のために
¥1,870
教科書に書かれなかった戦争64 韓国人元BC級戦犯の訴え 何のために、誰のために 李鶴来(イ・ハンネ)著 発行 梨の木舎 254頁 並製 定価1,700円+税 【News】 2016.09.01 週刊仏教タイムスにて紹介されました。 2016.06.22 毎日新聞夕刊にて紹介されました。 戦犯って何だ? 22歳の若者は、シンガポールの独房で、死刑執行の恐怖と8か月向き合ったー 「日本人」として裁かれ、「外国人」として擁護体制から切り捨てられた不条理を問う! 91歳の著者は、今も日本政府に謝罪と補償を求め続ける。 【本文より】 私の頭のなかに常にあるのは、死んだ仲間、その中でも刑死者たちです。彼らは、死刑囚だった私と同じく、誰のために、何のために死ぬのか、苦悶の時を過ごしたはずです。・・・ 故郷を離れ、日本軍の捕虜政策の末端を担わされ、日本の戦犯として責任を負わされて死んでいった仲間たちの無念を多少なりとも晴らすことは、生き残った私の責務なのです。 日本政府は立法を促す司法の見解を真摯に受け止め、立法措置を早急に講じるべきです。・・・ これは朝鮮人BC級戦犯者の私から、日本のみなさんへの問いかけです。 目次 1 「死の鉄路」の捕虜監視員 2 捕虜監視員になるまで 3 敗戦、逆転する立場 4 死刑判決と“俎上生活”の八ヵ月 5 スガモ・プリズンというところ 6 タクシー会社設立と遺骨送還運動 7 条理を求め裁判を闘う 8 日本政府の対応を求め立法運動へ あとがき 「何のために、誰のために」と問い続ける李鶴来さん 内海愛子 ●新聞投稿より ●特定連合国裁判被拘禁者等に対する特別給付金の支給に関する法律案 ●李鶴来・関連年譜 ●主な参考文献 ●本書を読むためのキーワード ISBN978-4-8166-1603-7 C0021 初版発行年月 2016年4月
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愛を言い訳にする人たち DV加害男性700人の告白
¥2,090
愛を言い訳にする人たち DV加害男性700人の告白 山口 のり子(著) 発行 梨の木舎 A5判 192頁 並製 定価1,900円+税 加害者ってどんな人?なぜDVをするの?加害者は変わるの? アウェアは14年間、加害男性への教育プログラムを実施してきました。 あなたは自分には関係がないと思っていませんか? DVをしている人は相手の人生を奪っていることに気づいてほしい、 されている人はDVを見抜き、あなた自身の生き方を取り戻してほしい。 目次 はじめに 1章 DVってなんだろう? 1 DVはあなたに関係があること 2 DV加害男性たちの証言 3 DVは犯罪 4 DVは「力と支配」 5 力と支配の輪 6 暴力の種類 7 DVのサイクル 8 DVはどのくらいおきているか 9 デートDV 10 デートDVはどのくらいおきているか 11 デートDVの「力と支配の輪」 12 DVとデートDV 13 デートDVの特徴 14 デートDVへの対応 15 デートDVとストーカー 2章 DVは相手の人生を搾取する 1 被害に気づかない被害者 2 DVが相手に与える大きな苦しみ 3 被害者が気づいても離れられないわけ 4 自分は加害者だと思い込む被害者 5 DVは子どもへの虐待でもある 6 子どもを使ったDV 7 子どもを虐待する加害者 8 子どもへの影響 3章 DV加害者と教育プログラム 1 アウェアのプログラムの特徴 2 被害者支援の1つの方法として実施 3 さまざまなテーマで話し合うプログラム 4 加害者になりやすいタイプはない 5 DV行動パターンのタイプ 6 参加のきっかけ 7 DVだとはじめて気づいた 8 自分こそ被害者だ 9 ゆがんだ考え方と価値観 10 DV加害者の共通点 11 グループでの話し合い 12 グループで学ぶこと 13 加害者にとっての同居 14 関係を続けるためのルール 15 アウェアの目標 4章 DV加害者は変わらなければならない 1 変わらない加害者 2 変わる加害者はまずDVの考え方に気づく 3 学んだことを行動に移す 4 加害者の説明責任 5 変化への長い道のり 5章 社会がDV加害者を生み出す 1 日本はDV国家 2 なぜDV加害者になってしまったか? 3 DVの要因1「力と支配」 4 DVの要因2「暴力容認意識」 5 DVの要因3「ジェンダー・バイアス」 6 DVの背景に女男不平等社会 7 DV加害者に味方する人々 6章 DVのない社会を目指して 1 被害者支援と加害者プログラムは車の両輪 2 加害者に必要な処罰と監視 3 被害者と地域社会の安全に役立つプログラム 4 求められる国や自治体によるルールづくり 5 DV加害者プログラムの実施者 6 DV被害女性プログラム 7 デートDV防止教育 8 DVのない社会を目指して 終わりに 著者プロフィール 山口 のり子(ヤマグチ ノリコ) アウェア代表 女男平等の社会を目指して40年、日本及び海外で活動する。 シンガポールではDVやセクシャル・ハラスメント被害者支援及び裁判支援に関わる。 ロサンゼルスではDV加害者プログラムを実施するためのトレーニングを受け、帰国後、2002年に「アウェア」を開設してDV加害者向け教育プログラムを始める。 2003年に「デートDV」という言葉を日本で初めて使って本を出版し、若者向け防止教育に取り組む。プログラムの実施者養成もしている。 著書 『DV あなた自身を抱きしめてーアメリカの被害者・加害者プログラム』(梨の木舎 以下同様) 『愛する、愛されるーデートDVをなくす・若者のためのレッスン7』 『デートDV 防止プログラム実施者向けワークブック』 『恋するまえに デートDVしない・されない 10代のためのガイドブック』(バリー・レビィ著 共訳) アウェア(aware) ホームページ https://aware-jp.com メール info@aware-jp.com ISBN978-4-8166-1604-4 C0037 NDC分類360 初版発行年月 2016年3月