「いごこち」神経系アプローチ
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『「いごこち」神経系アプローチ』
~4つのゾーンを知って安全に自分を癒やす
浅井咲子 著
発行:梨の木舎
A5 並製 136頁
定価 1,700円+税
ISBN 978-4-8166-2102-4 C0011
大人気『「今ここ」神経系エクササイズ』の待望の続編。
カウンセリングや自己啓発、 いろいろ試したけどまだつらい・・・。
ポリヴェーガル理論とパーツワークの視点から自律神経系のクセに取り組む!
「神経自我統合アプローチ」(Neuro‐Ego Integrative Approach〔NEIA〕)
●自他を傷つけずに、関係性をWin-Winに導いていくことで、次の世代へのトラウマの世代間伝搬・連鎖を防ぎましょう!
●「はじめに」より抜粋
育児、教育、仕事、恋愛、介護など社会生活をするなかで、自分のことも、他者のことも「厄介、うっとうしい、ややこしい」、と思うことはありませんか?
その苦しみの根底に潜んでいるのは、実は「トラウマ」。あなたの性格のせいではないのです。
今あなたが日常で感じている症状や苦しさは、子どもの頃の虐待やネグレクトなどの過酷な体験、事故や手術などのショックが大きかった体験、その他にも、家族や環境が安全ではなかったときを、生き延びさせてくれたあなた独自の「秘策」であり、過去の「サバイバル戦略」なのです。
育児、介護、職場、恋愛などでの人間関係のなかでトリガー(引き金)を理解し、自身を癒し<いごこちをよくする>チャンスにしていきましょう。
【目次】
はじめに
おはなし 「癒やしの作業をするあなたへ」
第1章 トラウマ、過去の名残~あなたの苦しみの正体
1 過去の「サバイバル戦略」が現在に及ぼすもの
2 アタッチメント(愛着)と神経系の形成、そして防衛策へ
3 発達性トラウマの様相
4 今は必要ない防衛反応と防衛適応~2つのちがい
第2章 癒やしのために~4つのゾーンとTKS
「T(サーモスタット)、K(カンガルー)、S(スパークリング、炭酸水)」
1 苦しみにまつわる3つの「ない」
2 トラウマ的アタッチメント
3 3つの「ない」に取り組むために、まずは理解したいこと
4 神経自我統合アプローチ~4つの区分(調整、解決・変容、全体、部分)
5「TKS」~癒やしに必要な要素
第3章 ゾーンごとの対応方法
1【ゾーン1】「調整」×「全体」~神経基盤を構築する、安全をインストールする
2【ゾーン2】「解決・変容」×「全体」~未完了の防衛反応に働きかける
3【ゾーン3】「調整」×「部分(パーツ)」~防衛適応と同一化している状態に気づく
4【ゾーン4】「解決・変容」×「部分(パーツ)」~未統合の防衛適応に働きかける
第4章 生きづらさから癒しへ
あとがき
引用・参考文献
【著者プロフィール】
浅井 咲子 (あさいさきこ)
公認心理師。
外務省在外公館派遣員として在英日本国大使館に勤務後、米国ジョ ン・F・ケネディ大学院カウンセリング心理学修士課程修了。現在、セラピールーム「アート・オブ・セラピー」代表。ソマティック・エクスペリエンシング TM 療法のコンサルタントとして活動する他、内的家族システム療法(IFS)(レベル2修了)、総括的リソースモデル(CRM)など様々な療法も取り入れ、神経系に働きかけ発達性トラウマ、愛着、解離などによる問題や症状を改善することを目標にしている。
著書に「自律神経セルフメンテナンス」(非営利活動法人 ratik 2014 年)、「今、ここ神経系エクササイズ」(梨の木舎2017 年)、「安心のタネの育て方」(大和出版 2021 年)など、翻訳書に P.ラヴィーン /M.クライン著「子どものトラウマ・セラピー」(雲母書房 2010 年)、K. ケイン /S. テレール著「レジリエンスを育む」(岩崎学術出版 2019 年)〔共訳〕、J.フィッシャー著「トラウマによる解離からの回復」(国書刊行会 2020 年)がある。トラウマの理解を広めるべく多数の講演・講座をしている。
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